人生はおもしろい ⁈ (イタリア人来日紀 序章その2)

コロッセオ

長い人生には転機とか変換期という時期がある。
わたしにとって今年はまさにそんな年だったように思う。

海外などもう縁がないものと思い込んでいた。
変わり映えのない日々を過ごしてきた日常が一変し、
遥か彼方だったイタリアが身近な故郷になった。

「だから人生はおもしろい」という台詞を
よくドラマなどで耳にするが、
どこかひと事のように聞いていたこれまでの人生。
今年はそんなおもしろい人生を体感できた1年だった。

来年はどんな年になるのか待ち遠しい。
といっても、もうカウントダウンは始まっている。

ご笑覧くださったみなさま、今年もお世話になりました。
どうか来年もよろしくお願いいたします。

良い年をお迎えください。

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千年の黙(しじま) 異本源氏物語 平安推理絵巻(創元推理文庫) 森谷明子

千年

夢心地のなか、甲高い鳴き声を聞いた。
猫だ。
お屋敷でも猫好きで有名なあてきは猫を探すため、
濃霧の庭に出て柿の木に登ったが宙吊りになってしまう。

そこへ少年・岩丸がやってきて、
あてきと猫を軽やかに助けてくれた。
彼は左大臣・藤原道長の使いで
屋敷の女主に文を届けに来たのだという。

西の京のはずれで生まれ、母者を早くに亡くし
ばばさまに育てられたあてきは10歳で
大国越前の国守のお屋敷に上がった。

そのお屋敷の御主は物語を書いていた。
源氏の君が主人公の、あの物語である。

ある日、清少納言が御車につないでいた
帝ご寵愛の猫が姿を消し、御主が心を込めて描いた
紅葉の書きつけが文箱からなくなるという
奇妙な事件が起こり……

千年のときを経て源氏物語が
新たな形でよみがえる平安推理絵巻。

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サンタさん、ありがとう!

ブレゼント

思いもよらず、クリスマスプレゼントが届いた。
贈り主は東京に移住した高校時代の同級生。

逸る心を抑えつつ、丁寧に包装紙をあける。
オリーブ、ガーリック、チーズ、ごま、昆布、
えび味の、ひと口大にカットされたパイ。
代官山シェ・リュイの人気No.1の商品らしい。

なんてオシャレ!と感動しつつ、ひとつつまんでみる。
お〜!
こっ、これはワインにぴったり。

あっ、年末に遠くイタリアから来日する
友人たちとのコテージ泊で、彼らといただこう。
イタリア人の味覚にもきっと合うはず。

サンタの着ぐるみを着た同級生を思い描きながらつぶやく。
「ありがとう!
来年のクリスマスにはわたしがサンタになります」

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tag : 江戸時代になり一般に普及して 明治6年 太陽歴採用

アナと雪の女王 オラフのはじめてのクリスマス 文 ジェシカ・ジュリアス 絵 オルガ・T・モスケーダ 訳 さいとうたえこ

オラフ

キラキラとデコレーションされた大きなツリー。
赤いリボンが可愛いリース。
暖炉の上に吊るされた靴下。
クリスマスイブ、アレンデール城は静寂に包まれていた。

エルサもアナもぐっすり眠っているが、
雪だるまのオラフが眠れずに羊を数えていると、
外から音が聞こえてきた。
窓を開けると、
8頭ものトナカイがそりをひいて近づいてくる。

そして暖炉の中から現れたのは、
黒いブーツに真っ赤な衣装、シワシワで優しい目と
フワフワの白い髭を伸ばしたおじいさん。

アナにエルサ、クリストフやスヴェンの靴下に
プレゼントを入れ始めたおじいさんに
オラフが「僕はハグが大好き」と告げると、
「ホーホーホー」と笑って抱きしめてくれたのだ。
それは靴下には入らない最高のプレゼントだった。

みなさんにも最高のプレゼントが届きますよう !

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冬至は運気上昇 ⁈

ゆず

今日は冬至。
二十四節気のひとつ、太陽がもっとも南に寄り、
北半球では昼がいちばん短い日。

もっとも日が短いということは、
明日からは長くなっていく、
太陽の力がよみがえる一陽来復(いちようらいふく)
といわれ、上昇に転じる日とのこと。

そして運盛りを担ぎ「ん」の付くもの……
かぼちゃ(南瓜=なんきん)を食べる。
いろは歌が「ん」で終わることから一陽来復の
願いが込められているという。

柚子湯は運を呼び込む前の厄払いとしての
禊(みそぎ)だとか。

12月に入り、急に寒さも厳しくなってきたこの頃、
ビタミンAやカロチンが豊富なかぼちゃで
極寒の冬をやり過ごし、運が訪れるといわれる
一陽来復を唱えながら柚子湯で爽やかな香りに
包まれれば、苦手な冬とも仲良くなれそう。

ちなみにクリスマスの起源には
冬至と密接な関係にあるとか……

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ペン太のこと① 片倉真二

ポン太

それは10年以上前のこと、
漫画の連載が続いてストレスは最高潮。
おかげで夫婦仲もぎくしゃくしていた。

そんなときペットショップでペン太と出会った。
生まれて35日、ネコトイレの中でグースカ爆睡していた
アメショの女の子はその日から家族になった。

食いしん坊なのに、孤独だと食べることすら忘れてしまう
ペン太のため、キジトラの女の子ポン太も増えた。

ポン太はペン太のことが大好きなのに、ペン太はマイペース。
ゴミ箱をあさって怒られているペン太をかばう健気なポン太。

ポン太が耳ダニに感染して隔離されたり、
喧嘩ばかりしていたふたりがいつしか抱き合って眠ったり、
褒められたくてせっせと鉛筆を運んだり、さらに家族も増え、
そして……

哀しみと悦びに満ちた命、切なくて賢くてキュートな猫ものがたり。

その昔、いっしょに暮らしていた三毛もおりこうな猫だった。
呼べば膝の上で丸くなり、寝るときはわたしの腕枕、
小さい子に何をされても決して爪を立てたりしない。

今ねこちゃんと生活をともにしている人も、
思い出のなかにねこちゃんが存在する人も、
精悍で凛々しく愛らしい三角顔に想いを馳せる1書。

テーマ : アニメ・コミック
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和食膳と認知症

認知症

高齢の母から意味不明なメールが届いた。
直前のやり取りをさかのぼってみても、全く理解不能だった。
まさか、認知症が発症?

とりあえず「送り先を間違えたのでは」という旨を返信すると、
そのようだと再返信がきたが、少し不安だ。
だからといって、それ以上は聞かないことにした。
臭いものには蓋、
ならぬ、怖いものには目をつぶるのがいちばん。

その日は仕事がオフだった。
母からの再々返信は「今日来る?」

あ〜、今日はこれから整形外科にも
行かなければならないし、掃除もしなければならないし、
どうしようかと逡巡していた刹那、
昔友人から聞いた言葉が脳裏をかすめる。

「親が平均寿命まで生きるとして、
あと何回会えるか数えたことある?」

そのことを思い出した途端、
何はともあれ「行こう」と決める。

だって、ランチをご馳走してもらえるしね。

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決定版 栄養学の基本がまるごとわかる事典 足立 香代子 監修

栄養学

イタリアを辞去する日の朝、スーツケースを持ち上げた途端、
身体の奥で「カッキーン」という音を聞いた。

帰国してすぐ、整形外科で骨密度を測ってもらうと……
ショックだった。

単独では吸収されにくいとされるカルシウム。
真剣に栄養学を学ばねばと痛感した折りしも、
タイムリーに紹介されていた本書には……

身体の成分、エネルギー源、ビタミン、ミネラルなどが
相互に補完しあい働くという身体を作る食物。
健康を維持するために必要な栄養、
体調不良の原因と栄養的対策を自己点検できる知識。

食物の選択、その働きを説く栄養学を基礎から
分かりやすく解説され、栄養素の働き、食材の使い方、
病気予防の栄養対策など、健康を守るための要点を網羅。

【もくじ】
PART 1 おさえておきたい5大栄養トピックス
PART 2 栄養学のための基礎データ
PART 3 栄養学の基本とライフステージ別栄養学
PART 4 栄養素の働き
PART 5 食材図鑑
PART 6 病気と栄養

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ジャンル : 小説・文学

イタリアと日本と小春日和(イタリア人来日紀 序章その1)

サンタ

木枯らし、初雪、氷点下の朝。
晩秋から初冬にかけ、寒さが身にしみてくる季節。
でもそんな時季、春に似た暖かい日が続くことがある。
この気象現象を小春日和と呼ぶ。

これは旧暦の10月(太陽暦の11月~12月)の異称
「小春」から起因しているが、この気象現象は
いろいろな国でさまざまな呼び名を持つという。

たとえばイタリアでは聖者の夏
(サン・マルティーノの夏)と呼ぶ。
4世紀にローマ軍団の将校だったマルティーノが、
晩秋の氷雨に震えていた物乞いにマントを
分け与えたのを見た天が寒さを
和らげてくれたと伝えられている。

文化も環境も言葉も違う民族でも、
人間が本来持っている優しさは各国共通。
心が温かくなって、気分も高揚する。
年末に来日するイタリアの友人に、
イタリア語で説明したいなぁ……

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ジャンル : 日記

平松(ひらま)っさんの心理学① 高倉みどり

ひらまつ

コヤセ食品お客様相談室では、
新人くんが納品ミスし得意先はカンカン。

そこで駆り出されたのが、ボサボサヨレヨレの
おっさん平松丞(ひらまつたすく)。
通称ひらまっさん。

ラポール(信頼関係)を築くために
2大テクニックを駆使するその方法とは……

謝りながらも聞き役に徹し、
相手の怒りをすべて吐きださせる。
バックトラック(オウム返し)で安心感、
ペーシング(同調行動)で
テンションを合わせることにより親近感を与える。
そしてゆっくり自分のペースに引き込む。

実践と訓練で誰でも “明日使える心理テクニック”が、
ユニークな漫画でアドバイスされる。

印象操作(自己呈示)、初頭効果、
歩き方におじぎや握手の仕方なども基本から
教示してもらえる、人間関係に役立つ心理学コミック。

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幸福 と ダイエット

豆腐

休日は実家の母にランチをねだることにしている。

あるとき友人に言われたのだ
「親が平均寿命まで生きられたとして、
あと何回会えるか数えたことある?」と。

数えたくはなかった。
だから余裕があるときには足を運ぶようにしている。
なぁ〜んて、いちばんの目的はタダランチですけどね。

行きつけのお店は数軒。
今日はお豆腐専門店に即決。

ただ必ず苦渋の選択を迫られる……
海老のわらじ揚げ?それとも中華やっこ?
そこで妙案を思いつき、母に申し出た。
両方頼んでシェアしよう!

中華ダレのかかった柔らかな唐揚げと手作り豆腐。
う〜ん、ご飯との相性抜群。
しかもそこに大好きな海老を満喫し、幸福感は最高潮。

しかし高齢の母は食が細く海老はいらないと言う。
結局わたしが中華やっこを半分にわらじ揚げ定食を完食。

そう、幸福の裏に待つのはダイエットなのだった。

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VISIT ITALY Italia seen by Japanese Travellers

ビジットイタリィ

セピアに彩られた丘陵地隊、凛とたたずむ白孔雀、
王宮の天井画、静寂の湖に浮く街並み。

イタリア王国最初の首都であるトリノが君臨する
ピエモンテ州の風景を冒頭に、ヴァッレ・ダオス州、
ロンバルディア州、トレンティーノ・アルト・アディジェ州、
フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州など、
イタリア各地の表情を詳細なキャプションとともに
紹介された本書。

紺碧の海と色鮮やかな街、荘厳な建造物、
黄昏どきの妖艷な情景など、中世ヨーロッパの
神秘と出逢える、フォトコンテスト受賞作を中心に
日本人旅行者の目線で捉えた美しいイタリア写真集。

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ジャンル : 小説・文学

イタリア紀行 その2 番外編2

安蘭樹

友人にイタリア土産を渡すためランチに誘った。彼女曰く
「中華なんだけど、2000円のランチを食べてみたいんだよね」

2000円かぁ……ちょっと悩む。
貧民のわたしはランチといえば、1000円前後が相場なのだ。
でも、食べてみたいという欲求には勝てなかった。

そのお店は郊外の閑静な場所にあった。
秋晴れの爽やかな陽光が射す2階の全フロアを
貸切状態で2000円のランチを待つ。

運ばれてきたのは、
カクテルグラスに乗ったくらげの酢の物と
蒸し鶏の胡麻ソースがけに白菜の甘酢漬けが
ワンプレートになった前菜。
目が点になった。
なんておしゃれ!

続くエビチリ・油淋鶏・春巻き・焼売・陳麻婆豆腐・
炒飯・アイスクリームにエスプレッソの豪華で
豊富な種類に、感嘆とともに
中華料理を征服したような錯覚を覚える。

頻繁に海外へ足を向けている友人が教えてくれた。
よく五つ星とか言うけれど、
そんなレストランはほんのひとにぎり。
日本の飲食店ほどハズレが少ない国は稀だと。

ハズレないどころか大当たり ‼︎
次回はプラス紹興酒もね。

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哀しみの悪鬼 小林薫 監修:斎

霊能師

【第1話 色欲の迷い人】
毎晩ベッドにつくと、実体のない手が身体をまさぐる。
ドアにも窓にも鍵をかけてある。
誰かが入ってこられるわけはない。
動けず、拒絶できず、夢なのか、現実なのか……

勇気を出して瞼を開ける。
えっ⁈
眼前に黒縁メガネの男⁉︎

眠れない日が続き、婚約者の雅紀(まさき)とも
ギクシャクしてしまった平野笑美(ひらのえみ)は
霊能師の斎(いつき)を訪ねた。

笑美に憑いていたのは、幼い頃から病弱で
女性を知らないまま亡くなった男だという。

この世界で欲望を果たせなかった男は
死んでまでなお女性に触れたいと切望し、
その欲望を成就させようと現れていたのだが、
あっけなく斎に剥がされてしまう。

煩悩から逃れられない霊。
だからほとんどのトイレには霊がいるという。
覗き目的で。
えっ、トイレに行けない……⁉︎

全5話が収録された、
実在の霊能師・斎の心霊事件簿。

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安曇野神竹灯(かみあかり)

竹灯篭

日が短くなった初冬、いたるところで煌めいているイルミネーション。

ここ安曇野穂高神社でも、黄昏どきに灯りがともる。
それは電球ではなく、竹筒に入ったろうそくの灯り。

大分県竹田市祖母山の神『豊玉姫(とよたまひめ)』は、
安曇野の神『穂高見神(ほたかみのかみ)』の姉で、
姉から弟への贈り物として、
孟宗竹の竹灯篭を譲り受けているらしい。

夕闇に幻想的な灯りがゆらめく。

そういえば今は亡き父が祖母が他界したときに、
頭上のろうそくを見てつささやいていた。
「ろうそくの炎が揺れているのは、
旅立った魂が喜んでいるんだよ」と。

このたくさんの灯りのなかで、祖母も父も
8月に永眠したルル(パピヨン犬)も笑っているのだろうか……

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プロフィール

Hollyzard

Author:Hollyzard
本が恋人です。
料理は大嫌いですが、でも実は天才なんです(笑)。
外でおいしいお料理に出会うと、勝手にアレンジしてマイレシピにしてしまいます。