秋と銀杏と地ビール

かえで

独断と偏見で季節に色をつけてみた。
冬は白、春は桃色、夏は緑と青なら、
秋は赤と黄色かなぁ。
紅葉真っ盛りのこの季節、
カエデやイチョウが街に色を添えている。

ときどき由来や語源といったものが気になるときがある。
そこで「カエデ」と「イチョウ」の由来を調べてみた。

カエデは蛙の手に似ているから。
イチョウは鴨の脚に似ていて、明(中国)で
鴨脚(ヤーチャオ)と呼んでいたのが
イチョウになったとか。

そういえばイチョウは銀杏と書き、ギンナンとも読む。
そうだ、今夜の愉しみは
焼きギンナンと地ビールに決まり!

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ジャンル : 日記

3か月予報 と スノーモンキー

スノーモンキー

大まかに月で季節を分けると、11月まで秋で
12月から冬になるのだろうか?
漠然とそんなことに想いを巡らせていると、
お天気番組で3か月予報を発表していた。

それによると、12月は晴れの日が多く
気温も高めだが、次第に雪の季節へ。
1月も晴れの日が多く新年は穏やかで気温も高め。
2月も冬晴れが多く雪も少なめだが、
寒暖差に注意とのこと。

今シーズンは過ごしやすい冬になりそうだと思えば、
気持ちもウキウキしてくる。
ウキウキといえば、年末年始に
イタリアから友人数人が来日することも
心浮き立たせてくれる要因でもある。

彼らが温泉に入る猿を見たいというので、
地獄谷野猿公苑にも行く予定だ。
イタリア人が「い〜い、湯っだっな ♪」と
歌い出しそうな猿を見て、どんな表情で
どんな言葉を発するのか想像すると、
ひとりニヤけてしまう。

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ぬばたまおろち、しらたまおろち 白鷺あおい

ぬばた

岡山県の県北、山間の小さな村。
山裾に立つ鳥居の先に流れる清流に向かって
口笛を吹く。
ほどなくアロウは顔を出した。

3m以上もある白い大蛇(おろち)であり、
綾乃の幼なじみのアロウは人間の言葉を喋る。
両親を事故で亡くし、伯父さんの家で暮らす綾乃は
悩みがあるとアロウに打ち明け、ともに川の底まで泳ぐ。

事故に遭ってうまく歩けなくなった綾乃は
「私も蛇になりたい」と言う。すると
「いい考えだ。蛇になって私のお嫁さんになるんだ。
蛙を獲ってやる」と答えるアロウ。

ある日、東京から民俗学者の大原由希恵がやってきた。
この村にまつわる昔話と妖怪の実地調査をするために。

大原先生を慕い、彼女からもかわいがられていた綾乃は
雨請い祭りの舞い姫に選ばれるが、舞いが終わったあと、
首長竜の姿形をした妖に襲われる。
その刹那、竹箒に乗った大原先生が現れ綾乃を
後ろに乗せ、アロウは首長竜を追う。

相手が誰でもすんなり溶け込み、
心を掴んでしまう魅力を持ちながら、
竹箒で空を駆ける大原先生はなに者?
白大蛇でありながら、
人間の姿に変身するアロウは神の使い?

神秘の世界に迷い込み、逸る気持ちが
ページをめくることさえもどかしく感じる、
第2回創元ファンタジィ新人賞受賞作。

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ジャンル : 小説・文学

イタリア紀行 その2 番外編1

イチジク

9月のイタリア・アブルッツォは色鮮やか。
さまざまな花が咲き誇り、
カラフルな実が枝をしならせている。

広いのに手入れの行き届いた
友人のおばあちゃん宅の庭も実りの季節だった。
レモンにザクロやリンゴたちが「食べごろだよ〜!」と
囁いているように実っている。

なかでも思わず目を見開いたのは、
濃紫色に熟したイチジク。
大好きな果物だ。

習いたての拙いイタリア語で訊いてみる。
「Come si dice?」(なんて言うの?)
返ってきた答えは
「fichi」(フィーキ)

おばあちゃんにいくらでも取っていいよと言われるまま、
両手に収まらないほど、イチジクを摘み
「フィーキ、フィーキ」と喜んでいたのだが……

イタリアの人名の語尾、男性なら母音がo、
女性ならa なのが一般的であることが印象強かったのか、
いつしか「フィーキ」が「フィーカ」に変わっていた。

しかしそれがとんでもなく恥ずかしい単語だったと
知るのは、少しイチジク熱が冷めたころだった。

えっ、え〜 ⁉︎

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永久指名おねがいします!① カナエサト

十和子

十和子(とわこ)は兄の槇一(しんいち)とふたり暮らし。
イジメが原因で中2から引きこもり、
その1年後に両親が事故で他界してしまったのだ。

家から一歩も外へは出ずに、本とパソコンが
十和子の友だちであり、兄への想いも特別だった。

そんな静かで居心地のいい毎日が突然豹変した。
生活のため転職した槇一が、
職場の先輩であるホスト3人を
連れて帰るようになったのである。

何年も他人との接触を拒絶していた十和子は、
兄との穏やかな日々を脅かす彼らに対し、
サプライズカーであけすけに罵詈雑言を浴びせるが、
イケメンホストたちは意に介さない。

そんなある日、槇一が勤務する店の調理係が入院し、
料理上手な十和子が無理矢理拉致同然に
店に連れて行かれる。

引きこもりの十和子は果たして……

バイなのにホストクラブNo.1の蓮次(れんじ)
家族ネタに弱い里央(りお)
家庭料理に目がない息吹(いぶき)など
イケメンホストたちに翻弄されつつ、
少しずつ人と関わっていく十和子の
ブラコンヒッキーコメディ。

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tag : 不要な物を減らし 生活に調和をもたらそうという思想

悲願の優勝&J1昇格!

やまが

週が明け、地元放送局の情報番組では、
喜びにわくJ2松本山雅があふれていた。
週末の、あの感動がよみがえる。

今シーズンは仕事の兼ね合いもあり、
なかなか応援に行かれなかった。
11月に入り残り3試合となったが、
観戦可能なのは最終節のみ。

しかし上位数チームが拮抗していたため、
どこが優勝し昇格できるか、最後の最後まで
分からないという緊張状況を見守れるほど心臓は強くない。
でも……

意を決して、山雅の選手とともに闘うつもりで、観戦に臨んだ。

試合結果は引き分けだったが、
2位3位のチームも引き分けたため、
その瞬間プロジェクターに大きく
「CHAMPIONS」の画像が輝いた。
反町監督も選手もサポーターも歓喜と歓声に包まれた瞬間。

感動と感激と悲喜こもごもをありがとう!
1年間お疲れさまでした。
さぁ、緑の山雅ビールでカンパ〜イ ‼︎

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旧友とルルとラベンダー

友人

久しぶりに学生時代の友人と会った。
もともと東京生まれの彼女は
長野県出身の同級生と結婚して、信州人になった。

縦に長い信州、同県といっても
お互いの居所はかなり距離がある。
だからだいたいその中間地点辺りで会うことが多い。

今回の逢瀬は御神渡りで名高い
諏訪湖畔のレストランランチだ。
秋の実りの時季、少し贅沢に松茸ごはん膳を待つあいだ、
気遣いの細やかな友人から
おもむろに差し出された紙袋を開いてみる。

なかにはおしゃれにラッピングされたスィーツと、
手作りオブジェ。
クリスタルな器と鋼の籠からは
甘いラベンダーの香りが漂っていた。

帰宅して、そのアロマオブジェをひとつは寝室の壁に。
もうひとつは8月に永眠したパピヨン犬・ルルのそばに置く。
ラベンダーは精神を落ち着かせ、
深い眠りを誘う効果があるという。

ルルに「ゆっくり眠ってね」と語りかけてみた。
かすかに「ワン」という鳴き声が聞こえた気がした。

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人気ブロガー・横着じいさんの かんたん水耕栽培 決定版! 伊藤龍三

水耕栽培

生まれ育った生家には庭がなかった。
壁1枚が隣家との境で、道路との境は玄関の扉だった。

だから土のある今の住まいに引っ越してから、毎年春になると、
きゅうりやトマトにピーマンなどの苗を植えていた。

しかし無知な素人が育てる野菜の出来は笑い話である。
きゅうりは2日に1本ほどしか収穫できないし、
トマトは皮が硬くて小さい。

心に諦念を言い聞かせ、来年はなにも植えまいと
決めたとき、出逢ったのが本書だった。
「かんたん水耕栽培」というフレーズに目が釘付けになった。

自称“横着”だと語る著者が、土を使った家庭菜園で
失敗して水耕栽培を試してみたところ、
順調に育つ野菜に感激したという。
そして効率よく、楽に栽培できる方法を
分かりやすい写真とともに解説。
ポピュラーな野菜はほぼ全般、メロンやパパイヤ、
ハバネロや芋類まで網羅。

トップページを飾る野菜は、初心者にも育てやすい
チマサンチュというレタス。
紹介された用具と種を買って、水耕栽培にトライ!
もう脳内は青々と茂るチマサンチュで埋められていた。

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ジャンル : 小説・文学

イタリア紀行 その2 capitolo 8

朝焼け

今回の訪伊は結婚フェスティバルという
一大イベントがあったためか、
1週間弱の滞在もあっという間に過ぎてしまった。

車がなければなにも行動できないような
アブルッツォでも片田舎の風景、見おろせるアドリア海、
山を覆うオリーブ畑、あふれるイタリアの香り。

すべてが新鮮で、でも懐かしく、親近感に琴線が震える。

せめて日本に帰ってからも、
アブルッツォの空気に包まれたいと、
朝焼けにきらめく街を記憶する。
そしてひとりごちる。
ありがとう!また必ず ‼︎

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奇子① 手塚治虫

きこ

共産主義の民進党淀山支部長の江野正が
無残な礫死体で発見された。

その事件に関与していたのは、
復員したばかりの天外仁朗(てんげじろう)。
彼はGHQのスパイとして詳細は知らされないまま、
命じられる仕事をこなしたのだが、
その指令も不可解なものだった。

仁朗の生家、旧家である天外家の実情は
欲と性にまみれ、穢れきっていた。
仁朗の兄である長男は家督と引き換えに
妻を実父に差し出し、そのあいだにできたのが奇子だった。

仁朗は保身のために奇子をなきものにしようと企み、
天外一族は家名に傷がつかぬよう、
奇子を戸籍から抹消することをもくろむ。
数奇な運命に翻弄される奇子は……

人の命とは?愛とは?
かの手塚治虫が戦後の闇に迫る
怖ろしくも哀しいものがたり。

テーマ : アニメ・コミック
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大そうじは秋に!

ボブ

11月に入り、山も街も紅に色鮮やか。
と、くれば、師走の到来も
すでにカウントダウンは始まっている。

師走といえば大そうじ。
なんだけど……
毎年疑問に感じていた。
寒い時期、なぜに冷気と冷水にさらされねばならぬ ⁈ と。

そんな疑問に頭を悩ませる季節だと思っていたら、
あら不思議、悩みを解決してくれる
「秋そうじのススメ」なる情報に遭遇。

この時期にそうじする利点。
寒い冬に比べキッチンの汚れが落ちやすい。
雑巾絞りで水が冷たくない。
カーテンや軍手という、
大きなものや厚手のものの乾きが早いとのこと。

我が心に同調してくれるような情報に
気をよくし意気込む。
さぁ、はじめよう、平成最後の大そうじ!

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ジャンル : 日記

護られなかった者たちへ   中山七里

護る

寺山公望(きんもち)名義の住居者不在のアパートで
異臭がすると苦情の電話が入った。
強烈な悪臭を放つ部屋を開けると、手足と口に
ガムテープを巻かれて餓死している死体が転がっていた。

殺されたのは仙台市の福祉保健事務所課長の三雲忠勝。
所持していた財布は手つかずのままだったことから、
事件は怨恨の線で捜査が進められていった。

しかし家庭でも職場でも三雲はあまりに善人で、
人から恨みを買うとは考えられない。
捜査は暗礁に乗り上げた。

そんな折り、1人の男が出所した。
男の名は利根勝久。
暴行と放火で起訴され服役していた利根は、
強烈な憎悪を抱く3人の顔を忘れることはできなかった。

そしてまた酷似した餓死死体が……

震災の傷跡、生活困窮者の絶望、高齢者の自殺。
最低限の文化的生活を保障される生活保護法。

宮城を舞台に、社会的弱者を救うべき
社会保障制度の問題点に一石が投じられた本書。
どうか護られるべき人々が、当たり前に
護られる世界に少しでも近づけますよう。

テーマ : 本の虫
ジャンル : 小説・文学

こ、これが?

シークワサー

「今の子は、魚は食卓に出された切り身が
その形のまま泳いでいると思っている」
ひと昔前、よく聞かれたフレーズ。

なんだか自分のことを言われているような気がしたのは、
スーパーで普段は売られていない
珍しい柑橘果物と出会ったからだった。

目が点になった。
「えっ、これがかの愛しきシークワーサー ⁉︎」

100%果汁の瓶に詰められたシークワーサーは
ときどき購入し、焼酎の炭酸割りなどに垂らしたり、
揚げ物にスプレーしたりしていた。

実物は見たことがなかった。
だからイメージとしては独断と偏見で
レモンぐらいの大きさだと思い込んでいたのである。

そ、それがあまりに可愛い小ささに感動してしまった。
こんなに小さいのに、その主張は一流で、
存在感は極まれりなのだ。

躊躇なくカゴに入れ、レジへ向かった。

帰宅し、取るものもとりあえず、
グラスに氷を入れ焼酎と炭酸を注ぐ。
そして可愛いシークワーサーを輪切りにして浮かべる。

お〜、なんという爽やかな香り。
小柄な身体からは想像できない生の象徴だろうか。

深まった秋と、グラスに浮かぶ涼しげなキミがリンクする。

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私の少年 1 高野ひと深

少年

トンッ、トンッ、トンッ
ランドセルを背負った子がサッカーの練習をしていた。

バスを待っている多和田聡子(たわださとこ、30歳)は
毎日見かけるのに、
ちっとも上達しないその子のことが少し気になる。

ある夜、公園で遭遇した聡子はその美しさに一瞬声を失う。
近所にこんな美少女が!
驚いた聡子が「女子サッカーなの?」と訊くと、
その子は少し恥ずかしそうに答えた
「俺、男」と。

さらに仰天した聡子だったが、懸命な姿と
夜の危険を懸念し、彼にサッカーを教えると約束する。
彼の名は早見真修(はやみましゅう・12歳)

リフティングを特訓し、食事をともにしたりしていくうち、
真修の存在が大きくなっていく聡子のなかで、
疑問も芽生えていく。

真修には遼一という名の弟がいるらしいが、
弟なのになぜ一がつく名前?
真修は弟のご飯を作ると言っていたが、ではお母さんは?
息子の面倒をみないお父さんとは?

同じ部署にいる元彼に対するもやもやした感情を
持て余しながら、真修へ寄せる想いはなんなのか?

このマンガがすごい!2017〈オトコ編〉第2位受賞の話題作。

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電気カーペット開きの日 ⁈

カーペット

今朝、全国一の冷え込みは
信州野辺山でマイナス6.2度というニュースが流れた。
暖房が恋しい季節になりました。

というわけで、いつものお天気おにいさんの
役立つ情報は「こたつを出すのに最適な日」である。
気候的には最低気温10度以下、
最高気温15度以下の日が3日以上続いたとき。

歴史的起源では亥(い)の月・亥の日(い)だそうで、
今年は11月3日と11月15日にあたるとのこと。
これは亥(いのしし)は
火の力を制御すると言われているから、
この日に暖房器具を出すと家事にならないとか。

週末は今年のこたつデビューですね。
あちゃっ ⁈
ウチはこたつじゃなく、電気カーペットだった。

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プロフィール

Hollyzard

Author:Hollyzard
本が恋人です。
料理は大嫌いですが、でも実は天才なんです(笑)。
外でおいしいお料理に出会うと、勝手にアレンジしてマイレシピにしてしまいます。