3月の投稿書籍

青春乙女番長1本を殺してみたけれどジュウ 忍法魔界転生1記憶の盆踊り
新宿スワンシャンデリア九十九眠るしずめ1 飲める献立
バジリスク甲賀忍法帖1最後の晩ごはんCOPPELION1
最後にして
最初のアイドル

      サムネイルをクリックすると元記事にジャンプします

保存

tag :

青春乙女番長1 清野静流

青春乙女番長1

地黒で三白眼、喧嘩が強く黒鬼様と呼ばれた父。
乱闘騒ぎを起こして狂犬女と噂された母。
そんな両親を持つ平田美羽(みはね・16歳)は、
あまりにも笑顔が醜いがため、彼女のあだ名は殺人鬼。

妖怪のような微笑にクラスの男子から怖がられているが、
美羽はイケメン・トーマ(籐間)に恋していた。
トーマに見惚れながら作る渾身の微笑みはバケモノ ⁈
その微笑みに喧嘩を売られていると勘違いしたトーマの
誤解を解こうと、美羽はうっかり告ってしまう。

親友のまりあはアイルランド系クォーターの美少女で、
美羽を美形やガン黒にメイクして楽しみつつも、
彼女の恋を応援している。

うろたえながら告ってしまったものの、即ノー返事は嫌だと、
試しに3日間だけ付き合ってみる?
という美羽が出したとっさの提案に、トーマの答えは
「明日デートしてみる?」だったが……
果たして美羽の恋は成就するのか……

いきなり跳び蹴り、普通に男をかつぐ衝撃的な美羽。
ドブスだ、キモいだ、野獣だと自分に向けられた陰口が
聞こえてきても平気なのに、トーマが笑われると暴れまくる、
健気でちょっとホラーな美羽の純愛学園ラブコメディ。

テーマ : アニメ・コミック
ジャンル : アニメ・コミック

本を殺してみたけれど リンダ・グラント 著 吉澤康子 訳

本を殺してみたけれど

かつて本を排除しようとしたのは、
都市、教会、独裁者、狂信者たち。
今は、読みたがらないという理由、
デジタル革命や使い捨て生活と狭い家ゆえに。

そして著者もライブラリーを眺め、愛蔵書を殺そうとしている。
ありとあらゆる本を読み、本の中で友人を作り夢を見た少女。
外で遊ぶより家の中での読書を好んだ少女が
自分の分身を処分することを決めた。
アパートメントを売りに出すため、
溢れかえった本を減らす必要があったのだ。

新居では蔵書を置くスペースが足りないと感じて処分し過ぎ、
本棚はがらがらになってしまった。
それは充分な蔵書を持たない人間ということであり、
本が人生のすべてである人の家ではない。

その意味するところは本の死であると同時に、
自分の死でもあった。
機械化反対派ではなく、電子書籍も好んで利用しているが、
本は現実主義とは相容れないらしい。
本を処分したことで、人生のよすがを
破壊してしまったのだ……と、著者は嘆き、後悔に苛まれる。

個人的嗜好が剥き出しの本。
文学的価値や蔵書の本質とは?
何度も戻る場所であり、ときを超え物語の世界へ
いざなってくれるライブラリーは、
魂の食糧が満載された貯蔵庫なのだ。

膨大な蔵書を抱える重荷と、書架の心配は不要だが
実体のない電子書籍の空虚感。
活字離れという現実。

長いあいだ、本棚を探していた。
けれど狭い部屋の造りに合うものは見つからず、
結局クラフト紙を使って自分で製作した。
我が家の小さな図書館だ。
そこに腰をおろし愛蔵書に面と向かえば、
どんな精神状態のときでも幸せな気持ちになれる。

でも電子書籍のライブラリーが膨らんでいくいま、
小さな図書館の蔵書が増えることはない。
本の居場所を考えなくていい合理性と引き換えに、
夢を失ってしまったのかもしれない。

テーマ : 本の虫
ジャンル : 小説・文学

ジュウ 忍法魔界転生1 原作 山田風太郎 漫画 せがわまさき

ジュウ 忍法魔界転生1

寛永15年2月28日、天草四郎時貞が討ち取られ、
原城趾(はらじょうあと)に
立て籠もった切支丹(きりしたん)37,000人が惨殺されて、
5か月に及ぶ島原の乱に終止符がうたれた。

7年後の正保2年3月、父の仇討ちのため復讐の念と
剣のみに心を奪われ、そのことを後悔していた
余命わずかの田宮坊太郎国宗は、
魔人・田宮坊太郎となって再生する。

それは島原の乱で生き残った天草四郎時貞の一味で
キリシタン大名小西行長(こにしゆきなが)の
遺臣・森宗意軒(もりそういけん)の妖術によるものだった。

超絶な体力を持ち、一生女も知らずに悟りを求めて
悪戦苦闘した62年の生涯を悔やみ、
今まさに命のともしびが消えかかっている宮本武蔵も、
森宗意軒の指のひとつを使って術を施され……

魔界の力でよみがえらせる秘術、魔界転生。
せがわまさきの鬼気迫る筆致で描かれた、
山田風太郎の伝記小説・忍法帖シリーズ最高傑作。

テーマ : アニメ・コミック
ジャンル : アニメ・コミック

記憶の盆踊り 町田 康

記憶の盆踊り

酒をやめて約1年。
特に理由はなかった。
強いて言えば、記憶が飛んでしまうことが
困ったからだろうか。
酩酊中ならよくあることだが、シラフのときにも起こる。
約束を失念したりするのだ。

今では酒のことなどすっかり思い出しもしなくなったが、
ときどき頭の中が空虚になり雨が降る。
その日も……

突然、敷島秀子がやってきた。
20年前に弄んで捨てた女だ。

と思ったが、そうではなかった。
編集・ライターだというその女は、
たまたま昔の彼女と同姓同名だったのだ。

泊りがけの仕事を依頼にきたというが、
どうも話がかみあわない。
こちらがすでに承諾したという前提で話が進んでいる。
見目麗しい美人ではあるが、気がおかしいのかもしれない。

彼女の提案でホテルのラウンジに場所を移し、
ノンアルコールを飲んでいたのに、
いつの間にかウイスキーのグラスを握っていた。
いつウイスキーを頼んだのだろうか、覚えていない。
結婚しているはずなのに、妻の名前は?
今、シャワーを浴びている女とは過去に情交したんだろうか?
景色が溶けだして揺れている。
自分はどこにいるのか?

精緻を極めた文章が
夢にいざなわれるような錯覚を覚える幻想短編小説。

テーマ : 本の虫
ジャンル : 小説・文学

気温600度と桜?

さくら


今日は春分。
太陽が真東から出て真西に沈み、
昼夜の長さがほぼ同じ日。
自然に感謝し、春を祝福する日でもあるらしい。

暦の上で春という文字を見つけると、
外気温は冷酷でも心が温まる。

そういえば、と思い起こしたのは
テレビ画面から聞こえてきたお天気おにいさんの言葉。
「2月1日から毎日その日の最高気温を足して、
累計が600度に達する前後の日に桜が開花する」
という法則。

ちょうど立春のころ聞いた情報に、
脳は桜で満開になった。
その600度もそろそろかなぁと思うと、
メロディとともに自然に洩れ出るフレーズは
♪ さくらいろ〜、舞う〜こ〜ろ〜♬

そうだ!今日は春分、春に祝福する日なのだ。
カラオケに行って、春を乾杯しなくっちゃ!

テーマ : つぶやき
ジャンル : 日記

歌舞伎町スカウトサバイバル 新宿スワン 和久井 健

新宿スワン

タツヒコ(白鳥龍彦)19歳、全財産100円。
パチンコで2,000円を20万円にしようと
淡い夢を見たのがいけなかった。

上京したときには輝かしい夢にあふれていた。
なのに、現実は所持金100円。
都会での生活に夢破れてヘコんでいたとき、
真虎(まこ)に出逢った。

歌舞伎町で水商売・風俗・AVのスカウトを
生業とする真虎はなぜかタツヒコを気に入り、
タツヒコもスカウト業を誇りに思い、
爽やかに怖いことを言う真虎をかっこいいと感じて
彼の部下になる。

スカウト……タツヒコにとって初めて経験する世界。
女性を食い物にする仕事に反感を抱きながらも、
新人とは思えない才能を発揮して
仕事の成果を上げていくが、自分の好みに
ぴったりハマってしまった長谷川裕香を
スカウトしたことで、とんでもない抗争に
巻き込まれていく。

喧嘩は強くないのに負けん気は一流、
不幸な子をそれ以上不幸にしたくないという
独自の美学を持ち、
優しさと正義感にあふれるタツヒコ。
部下を大切に思い、冷静で頭が切れ、
行動も表情もスマートでとにかくかっこいい真虎。

大都会新宿でホスト、スカウト、闇金融など
裏社会が描かれた痛快コミック第1巻。

テーマ : アニメ・コミック
ジャンル : アニメ・コミック

シャンデリア 川上 未映子

シャンデリア

朝10時、大きな扉が開かれ、
笑顔の従業員に迎えられてデパートに入る。

バッグ売り場、コスメ売り場で買い物をし、
ハイジュエリーを眺めたり、レストランフロアで
適当に注文して、日がな一日デパートで過ごす。
それが日課。

そのことを人に話すと、感心と困惑の表情をされつつ
呆れられているのがよく分かる。
もしデパートではなく、動物園だったら?美術館だったら?
嘲る人はいないだろうし、
むしろ羨望の眼差しを向けられるかもしれない。

3年前、突然印税が入るようになって、
デパート巡りが始まった。

アクセサリー売り場を過ぎて、
顔を上げると巨大なシャンデリアが輝き続けている。
その輝きはいつか耐えられなくなり、落下してしまうのに。
そしてその瞬間、わたしは真下にいるのだ。
シャンデリアに押しつぶされながら、押し返す。

時間も立ち位置も季節も財も考えないわたし。
シャネル、ヴァレンティノ、ドルチェ&ガッバーナ、
なんでも揃う、キラキラ輝くデパートで、空虚、孤独、
自死の思いの奥に秘められた期待が……

テーマ : 本の虫
ジャンル : 小説・文学

九十九眠るしずめ1 高田裕三

九十九眠るしずめ1

明治16年(1883) 皇都 東亰(とうけい)府神田界隈では、
文明開化がもたらした負の遺産・コレラが流行るとともに、
祈祷師ばかり襲われる物の怪の仕業と思われるような
凄惨な事件が続いていた。

16歳の倉橋しずめはひと月前に家出した父の
捜索願いを出そうと東亰警視本署を訪れ、
そこで密偵・乾虎源太(いぬいこげんた)と出逢った。

父は陰陽師・護法院倉橋宗家倉橋彦文、
母は神を憑依させる能力を持つ修験者だったが、
母の「お前の眠りを覚ましてくださるお方を待ちなさい」
という言葉に、それがトラゲン(乾虎源太)なのではと、
しずめは密かに彼を慕う。

命を食ませ九十九神を憑依させて恨みをはらそうとする
物の怪を、しずめは意識のないまま退治する。
実はしずめは九十九(つくも)神を操る
護法実(ごほうざね)だったのだ。

百から一を取れば白。つまり九十九とは、
白髪が生えるほど古き者という意であり、
九十九は憑き物に通じるゆえ、古きものに憑く神、
あるいは古き憑き神のことだという。

いっぽう、奉白(ほうはく)率いる
東方支天衆護神民術師妖遣い(あやかしつかい)は、
強き九十九神を作る目的を果たすため、
その神をしずめに育てさせようとたくらむ。

胸の刻印から土蜘蛛が現れ、
正義の覇者となるしずめとトラゲンが
この世のものとは思えない
恐ろしい悪に立ち向かう痛快アクションファンタジー。

テーマ : アニメ・コミック
ジャンル : アニメ・コミック

家飲みバンザイ!飲める献立 藤井 恵

家飲みバンザイ!飲める献立

台所に立つ前にビールで喉を潤し
気持ちを切り替えてから、
夕飯の準備にとりかかる。
平日は簡単な小鉢や常備菜、
時間に余裕のあるときは満足感のある
主菜と副菜を組み合わせる。

お酒が大好きだと語る著者が、
「飲める」ことを大前提に、ヘルシーレシピ、
居酒屋や旅先で出会った料理のアレンジレシピ、
がっつり食事や〆(しめ)レシピなどを紹介。

《目次》
季節の野菜たっぷり!ヘルシー献立
・春の献立
・夏の献立
・秋の献立
・冬の献立
小鉢いっぱい!簡単献立
一年中楽しめる!鍋献立
お酒のあとの〆(しめ)

季節の野菜を使った、すぐに食べられるお通し。
塩分控えめにもなりお酒にもよく合う、
香味野菜やスパイスを使った献立。
油や脂肪分を控えるために工夫された
気遣い調理などなど。
家族で、あるいは友人・知人と
ゆっくりくつろぎながら、
お酒とともに食事を楽しめるレシピが満載!

テーマ : 本の虫
ジャンル : 小説・文学

バジリスク 甲賀忍法帖 Basilisk1 原作 山田風太郎 漫画 せがわまさき

バジリスク 甲賀忍法帖 Basilisk1

慶長19年4月 駿府城

大御所 徳川家康は江戸城内において、
長子竹千代派と次子国千代派の
骨肉の争いに頭を痛めていた。

徳川幕府後見人である南光坊天海(なんこうぼうてんかい)は、
剣の十番勝負で決するのが最良であるが、
徳川の侍を死なせるのはしのびない。
よって忍者を使おうと提案。

四百年の怨敵甲賀と伊賀は徳川忍組組頭 服部半蔵の
「不戦の約定」により休戦状態だったが、竹千代派は伊賀、
国千代派は甲賀とし、三代将軍の命運を託す闘いの勝者に
一族千年の栄禄を約束し、約定は解かれた。

甲賀伊賀国境の土岐峠には、愛し合う甲賀卍谷衆
(こうがまんじだにしゅう)甲賀弦之介(げんのすけ)と
伊賀鍔隠れ衆(いがつばがくれしゅう)朧(おぼろ)がいた。

約定が解かれ再びいがみ合うことで破談せざるを得なくなった
ふたりを不憫に思うふたりの祖父と祖母・
甲賀卍谷衆頭領(こうがまんじだにしゅうとうりょう)
甲賀弾正(こうがだんじょう)と伊賀鍔隠れ衆頭領
(いがつばがくれしゅうとうりょう)伊賀のお幻(げん)も、
その昔絶ちがたき両家の宿怨に引き裂かれた仲だったのである。

しかし愛する想いを心の奥底に秘め、お互いに毒針を放つ。
甲賀と伊賀、両の一族と、弦之介と朧の愛は……

時代の運命に翻弄された、
非常で過酷な忍者たちの悲話ものがたり第1巻。

テーマ : アニメ・コミック
ジャンル : アニメ・コミック

最後の晩ごはん 黒猫と揚げたてドーナツ 椹野道流

最後の晩ごはん

定食屋「ばんめし屋」を営む夏神留二(なつがみりゅうじ)は、
今は亡き母を思い出して、おふくろの味を再現してみた。

「ばんめし屋」に下宿を兼ねて店を手伝っている元イケメン俳優の
五十嵐海里(いがらしかいり)と、眼鏡の付喪神(つくもがみ)で
海里に拾われ、ときどき人間の姿になるロイドの分も
お弁当を作った留二は、2人を誘って芦屋川へ向かい、
3人は遊歩道の縁にこしかけて蓋を開けた。

芦屋川の水面を眺めながら食べる懐かしいそぼろ弁当に感激し、
ミニピクニックに気分が高揚した彼らは、
そこで社員旅行としての京都行きへと話が進んでいったのである。

清水寺近くの片泊りの宿を借り、八坂神社、清水寺、錦市場、
鴨川のほとり、金閣寺と巡り、貴船の川床料理では
海里の俳優時代の後輩である里中李英(さとなかりえい)とも
合流し、楽しい2泊3日の旅はあっという間に過ぎた。

芦屋に帰ってしばらくすると、李英から
遺品整理のアルバイトを手伝ってほしいと連絡がくる。
複雑な思いはあったものの承諾し、李英とともに、
若くして事故で急逝した男性の部屋を片付けて
戻ってきた海里だったが、彼の後ろには長い尻尾と
緑の瞳を持つ黒猫が消え入りそうな姿ですわっていた。
実はそのこはこの世に存在しない黒猫だった!

アキバのメイドのような口調のロイドと海里の、
主従の間の抜けたやり取りと、留二の軽妙な関西弁に
ページをめくる指が逸りつつ、
冬山で恋人を亡くした留二の喪失感に感情が揺さぶられる。

歴史ある街並み、伝統の京料理、お弁当レシピなども楽しめる、
定食屋を舞台に、留二と海里にロイド、それから彼らを取り巻く
友人たちの家族愛や人情味あふれるお料理青春ファンタジー。

テーマ : 本の虫
ジャンル : 小説・文学

COPPELION1    井上智徳

COPPELION1.jpg

西暦2036年10月1日、荒れ果てた街、東京都多摩市。
成瀬荊(なるせいばら)は後輩の葵とタエ子とともに、
教頭の指示で生存者を探す任務を遂行していた。

陸上自衛隊第3師団特殊部隊に所属する彼女たちは、
遺伝子操作により生まれつき
放射能の抗体を持つ子どもだった。
彼女たちの名前は COPPELION・コッペリオン。
意味は動く人形。

20年前に避難勧告が出された東京は、
放射能に汚染されたゴーストタウンと化していたのである。
防護服を必要としない荊たちは、
すさんだ街に取り残された生存者を助けるべく、
放射能のなかを捜索する。

教頭である防衛大附属特別工科学校教官の
三島鬼平司令官たちも、
ガンマ線に強いバリアスーツを着て
自衛隊ヘリで救助に向かうが、
高放射能状態ではタイムリミットがある。

20年前の2016年10月2日、
東京都民90%の命を奪った惨劇の爆心地・
新都電力台場原子力発電所。
鉛の棺、パンドラの箱は人の手によって
開けられたまま、閉める術がない。
高い防壁で閉ざされた眠る街、死の東京。
しかしその死都で暮らす生存者たちはなぜ、
そこに居続け、どうやって放射能から逃れてきたのか……

彼らを救助するため、コッペリオンである女子高生3人の
決死の闘いと、未来の恐怖が描かれたSFコミック。

テーマ : アニメ・コミック
ジャンル : アニメ・コミック

最後にして最初のアイドル 草野原々

最後にして最初のアイドル

古月(ふるつき)みかは生後6か月でアイドルになった。
ひどい夜泣きに悩んだ両親が、夜中にテレビをザッピングし、
みかは画面にアイドルが映った途端
泣き止み笑いだしたのである。
それからはアイドルグッズに囲まれ、
1年後に生まれた妹のみやとともにアイドルを楽しんだ。

しかし小学生になるとライブ遠征やDVDの購入に執心し、
古月家の財政は逼迫して両親は離婚、みやは父親と、
みかは母親と暮らすようになった。

アイドルで有名になった国立光ケ山高校に進学したみかは、
アイドル部でP-VALUEの一員として活動し、
新園眞織(にいぞのまおり)と親友になる。

臆病で内向的な性格のみかは
誰からも好かれることを目標としていたが、
眞織はみかとは対照的な性格で、
医者と病院経営者の両親を持つお嬢様だった。

アイドルになるために眞織にプロデュースしてもらい
幸福な高校生活を過ごしたみかは卒業と同時に
東京のプロダクションに入り、
眞織は京都の大学医学部へと別々の道を選択。

しかし上京しレッスンに励んでいたみかを待っていたのは、
事務所の倒産という非常な現実だった。

みかは孤独と絶望に打ちひしがれていた。
そんなときに眞織が現れ、生活を援助すると提案してくれたが、
その言葉にプライドを傷つけられ、さらに何年かぶりに
再会した妹のみやにはアイドルを全否定される。
心が折れてしまったみかは発作的に
7階のベランダから身を投げたのである。
救急車で眞織の両親が経営する病院に運ばれるが、
医師から臨終を言い渡され……

そして宇宙のアイドルを目指すみかの、
グロテスクでバイオレンス的なのにどこかコミカルで
壮大な物語が始まる第4回ハヤカワSF特別賞受賞作。

テーマ : 本の虫
ジャンル : 小説・文学

桃の節句

お雛様


♪ 灯りをつけましょぼんぼりに〜
お花をあげましょ、桃の花〜

「寒い」という形容ではあらわしきれない
「痛い」ほどの寒さからようやく解放されたこの季節、
知らず知らずのうちに口ずさんでしまうフレーズ。

春を感じさせてくれる桃の花。
日本の伝統がそのまま凝縮された世界、ひな飾り。

和室に黙坐しているお雛さまを前にすると、
身体から力が抜けていくような、
不思議な空間が生まれる。
その空間にずっと包まれていたい……

それはきっと女の子の、女性の憧れの
すべてが存在しているからかもしれない。

その昔一般的だった流し雛も、現代のおひな様形式も、
いずれも子どもの災厄の身代わりになってくれるという。
だからそんな神秘的な感覚を覚えるのだろうか。

俗説として、桃の節句が済んだらすぐ片付けないと、
婚期が遅れると言われているが、
では飾る時期はといえば……二十四節気のひとつ・
雨水の日に出すと良い伴侶に巡りあえるとか……

もちろん我が家も2月18日(雨水)にクローゼットの
閉ざされた空間から現世に出演していただきました。
良い伴侶に巡り会えることを祈りつつ!

テーマ : つぶやき
ジャンル : 日記

カウンタ
Kindle 電子書籍の購入
電子書籍リーダー
honto 電子書籍の購入
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カレンダー
02 | 2017/03 | 04
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
最新トラックバック
検索フォーム
カテゴリ
リンク
おすすめ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

RSSリンクの表示
プロフィール

Hollyzard

Author:Hollyzard
本が恋人です。
料理は大嫌いですが、でも実は天才なんです(笑)。
外でおいしいお料理に出会うと、勝手にアレンジしてマイレシピにしてしまいます。