3月の投稿書籍

餅がたりマンガは描ける!リコーダーとランドセル1図解ギリシア神話
男麺おとこメーン紳士なオークを目指します
陽だまりの樹うしろのご先祖さま
ものぐさ料理大百科もぐもぐ鶏苦しまなくて、いいんだよちはやふる

                         サムネイルをクリックすると元記事にジャンプします

ちはやふる        末次由紀

ちはやふる

美人で千早の自慢である姉が美少女コンテストで
最終選考に残り、新聞に載った。
新聞を配達してくれたのは、
福井から東大里小学校6年1組に転校してきた
綿谷新(わたやあらた)だった。

新と同級生の綾瀬千早(あやせちはや)は、
教室でその新聞を片手に姉の自慢話をしていたが、
新聞配達少年が新だったことに気づき、驚嘆のあまり、
うっかりそのことを大声で
クラスメートに報告してしまったのである。

思ったことをすぐ口に出す千早の夢は、
姉が日本一になること。

福井弁や貧乏っぽい服装を理由に
クラスメートからハブにされている新は、
百人一首のテストで、百首を一気に暗唱して合格したと
担任の先生から発表されるが、
それが新たな火種を生むことになる。

成績も運動神経も優れている真島太一にからかわれていた新を
千早が助け、そのまま新のアパートに行ったふたりは
百人一首を競い始めたが、千早は新の札が飛ぶ速さに面食らう。

かるたの名人になるのが夢だという新に、
千早は1枚だけでも札を取りたいと闘志を燃やし、
たった1枚だけだったが札を獲得した千早を見て、
新はその才能を見抜くのだった。

東大里小学校かるた大会で、新は対戦相手に
札を1枚も取られることなく決勝に進んだが、
その決勝の相手である太一に眼鏡を隠されてしまい、
代わりに千早が対戦することになった。

絶対太一に勝つという思いが、新が言っていた、
上の句の最初の数文字だけで、下の句の札が見える
“決まり字” というかるたの目を理解した千早は、
自分の夢が、情熱が、姉に乗っかるのではなく、
自分自身が向かう夢として、百人一首へと惹き込まれて行く。

本当は仲間に優しく、
千早に嫌われたくないと願っている太一。
はじめて「千早」と名前を呼んで頬を染める純情な少年だが、
実は驚くべき経歴を持つ新。
ボーイッシュでまっすぐな気質、
実力に差があるほど闘志を燃やす千早。

かるたに情熱をそそぐことで生まれた友情。
「ずっといっしょにかるたしようね」
と約束する3人だったが……

気力のすべてをかけた、畳の上の格闘技と言われる
競技かるたと頭脳戦のおもしろさに、
あらためて百人一首の魅力を知ることができ、
かるたへの純粋な思いと淡い恋心が描かれた青春物語。

テーマ : アニメ・コミック
ジャンル : アニメ・コミック

苦しまなくて、いいんだよ。   プラユキ・ナラテボー

苦しまなくて、いいんだよ 

「苦」に真正面から取り組んだブッダの教えを実践すると、
外部要因に依存しない内発的な幸せで心が満たされる。

具体的には
煩悩に翻弄されない清々しい心。
心配や不安を感じない平穏な精神。
事象を素直に受け止められる深い理解力。
不満や孤独とは無縁の元気な魂。
他者の幸福を喜べる成熟した心。

これが《苦を滅する教え》であり
《苦からの解放(自由)を得る教え》なのである。

社会問題となっている自殺やうつ病、心の病いの原因に
「苦しみ」が深く関わっていることはいうまでもなく、
誰もが直面する問題「苦しみ」は
身近で日常的な現象であり、
当然誰しもその問題から解放されたいと願っている。

約2,500年前、ブッダがこの「苦しみ」の克服を目指して
苦しみからの全き解放(苦の終焉)に至った。
この苦から滅苦へ至る「解法」の原理が仏教であり、
ブッダの教えの核心である。

また、知恵と慈悲の結節点になっている「苦しみ」を感じ取ることが、
共感の念や慈悲の心を培うと語る著者・タイのスカトー寺副住職が、
その寺を訪れた日本人とのやりとりを解説し、
悩みの軽減や苦しみからの解放、
精神疾患の治癒もまじえてブッダの教えを紹介していく。

【目次】
プロローグ 苦から自由になる教え
第1章 苦しみと向き合い、苦しみを超えるー四聖諦編
第2章 よき仲間とともに、苦しみを超えるー善友編
第3章 与えることで、苦しみを超えるー布施編
第4章 言葉の力で、苦しみを超えるー善口編
第5章 「今ここ」に気づき、苦しみを超えるー瞑想編
エピローグ スカトー寺の森から
付記 これからの仏教
あとがき

テーマ : 本の虫
ジャンル : 小説・文学

もぐもぐ鶏

もぐもぐ鶏
 

『から揚げ』
から揚げ、蒸し鶏、チキンライス、鶏皮ポン酢、
お刺身、鶏団子。
バラエティに富んだ鶏料理のなかでも定番のから揚げ。

それぞれの部位により、あるいは各家庭により
独自の味を持つから揚げだが、
小さいころよく食卓に並んだチューリップが、
少し苦手だった。
骨からはずして揚げるせいか、
身がパサパサしてしまう感じがしたのだ。

ところが最近、居酒屋やお肉屋さんにある
骨なし唐揚げはやわらかジューシー。
あれから数十年、テレビの普及や電化製品の高性能化、
洋食文化が根づくなど、食は急成長を遂げ、
鶏の品種改良と台所に立つ人の創意工夫が
唐揚げをやわらかジューシーにしてくれたのだろう。

というわけで、塩麹で柔らかくし、酒・みりん・醤油・
ゆず胡椒でしっかり味付けする
美味しい唐揚げレシピが紹介される。

さまざまな部位が入手しやすく、簡単に調理できて、
いろいろな食材とも相性がよく、お財布にも優しい鶏。
『鶏』『から揚げ』『やきとり』『さっぱり鶏料理』
『焼いて食べる』『煮て食べる』『鳥の宴』の章立てで、
調理のコツ、相性のよい調味料や
海外の鳥料理とともに
レシピも紹介された鶏グルメエッセイ。

台所に立つ人はいつだって、
食べる人のために美味しい味を目指して
努力と情熱を傾けているのだ。

テーマ : アニメ・コミック
ジャンル : アニメ・コミック

ものぐさ料理大百科    編集 ものぐさ料理研究会 まんが ミツトモ

ものぐさ料理大百科

本書は食べることが好き、でも料理はめんどうという
“ものぐささん” のための、時短・簡単レシピ本。

興味深い調理器具活用術では、
効率的な電子レンジの使い方にラップの有無や
使える容器、オーブントースターの特徴、
意外な炊飯器の利用法・注意点、土鍋の利点、
フライパンの便利な使い方、食材の保存方法など、
料理の基本と、すぐにでもトライしたくなるような情報が満載。

たとえば炊飯器でカレーやおでん、
ホイル焼きやケーキを作ったり、
電子レンジでサンマを焼いたり、
ブリの照り焼きを調理するなど、
思いもよらない発想に驚嘆の声が漏れてしまう。

かわいいお母さんと家族思いのお父さん、
料理上手なものぐさ姉さんと面倒くさがりのものぐさ君、
小さなことは気にしないハラペコ君や
マドンナのあきちゃんなどのキャラクターが
まんがでストーリーを形成しながら、レシピが紹介される。

おかずやおつまみ、パーティ料理、
スィーツにドリンクまで、バリエーション豊かなレシピが、
できるだけムダを省き、凝った料理に見えるよう工夫された、
忙しい人にも料理は苦手という人にも嬉しいものぐさ料理本。

テーマ : 本の虫
ジャンル : 小説・文学

うしろのご先祖さま①    勇人

うしろのご先祖さま1

不動産会社に勤める遊佐菜々緒(ゆさななお)23歳の部屋に、
お盆に帰りそびれたご先祖さまたちが居ついてしまった。

石器時代を生き抜いたパワフルなご先祖さま・ハナちゃん。
西洋文化に憧れている、
明治時代のご先祖さま・梅ちゃん(クリスティーナ)。
亡き祖父の政宗(マサミン)。
彼らの姿は、霊感のある人間や、
純粋な心を持つ人にしか映らない。

突然現れた子どもの姿をしたキュートなご先祖さまたち。
獲ったネズミを丸焼きにしたり、
大家さん家にいるネコのペットフードをこっそり持ってきて
夕飯を用意したと言ってみたり、海に行ってスイカ割りしたり、
菜々緒の会社についていって悪戯したりと、
平凡だった菜々緒の毎日が充実した日々に変わっていく。

毎朝ご先祖さまに手を合わせる菜々緒と、
隣室の住人で恋愛に奥手の音成静(おとなりしずか)も交えて、
ご先祖さまたちとの同居生活に癒され
笑顔がこぼれる幽霊コメディコミック第1巻

テーマ : アニメ・コミック
ジャンル : アニメ・コミック

ホワイトデー?

ホワイトデー


職場には、毎日午後3時近くになると、
缶コーヒーを差し入れてくれる優しい警備員さんがいる。
彼は、毎晩アルコールでインフルエンザの消毒をすると
言っていたので、わたしはコーヒーのお礼のつもりで、
バレンタインデーにスーパーに並んでいた古酒を贈った。

1か月ほどして、その警備員さんから
縦長で光沢のあるワインレッドの紙袋を手渡された。
中に入っていたのは、
緑色の瓶が漆黒に見えるほど色の濃いワインが1本。

米どころ信州は果樹園も多い。
りんごに桃、梨や栗など、種類も豊富だが、ぶどうといえば、
松本の山辺地区、塩尻の桔梗ケ原地区、
安曇野の三郷地区が有名だろう。

ところがいただいたワインの産地・製造元は山形村。
警備員さんがおっしゃるには、
山形村でぶどうを栽培している農家の方が
数年前に試しにワインを作って、
最近コンビニなどで販売しているとのこと。

ワクワクしながら帰宅し、さっそくいただいてみる。
透明なグラスに注いだ液体は、
自己を強く主張しているような黒味がかった紫色。
しばらく灯りにかざして色を楽しんでから、
グラスに鼻を近づけると、土からたくさんの
栄養を吸収したと言わんばかりのぶどうの芳醇な香り。
口に含めば、独特な酸味と野性味が口中を満たす。

ぅっ! いつも飲んでいる紙パックのワインとは……
山形村産ヤマ・ソービニオン100%使用の『紫風の里』
色といい、香りといい、味といい、う〜ん、高級ワイン!
のような気がする。

南の方から、そろそろ桜の便りも聞こえてくる季節。
ぶどうも花を咲かせるのはもう間近だろう。
紫黒色の小さな実が房をなすころ、
山形村のワイナリーを訪ねてみようか……

テーマ : つぶやき
ジャンル : 日記

陽だまりの樹    手塚治虫

陽だまりの樹

江戸小石川伝通院裏に三百坂と呼ばれる路地があった。
江戸市中が見渡せる高台で、
親藩・譜代など大名たちの江戸屋敷が
軒を連ねる一等地である。

朝六ツ半、江戸城の大手門が開き、
大名・旗本たちの登城が始まる。
わずか2万石の松平播磨守(まつだいらはりまのかみ)の
家臣たちは、登城において三百坂の途中から走り出し、
お籠についてこられなかった者や落伍者から
罰金を取るという試練を課せられていた。

多くの家臣たちが罰金の三百文を徴収されるなか、
伊武谷万二郎(いぶやまんじろう)は毎朝完走して、
勘定方から讃えられ、それがほかの家臣たちから
妬みの原因にもなっていたが、
小さいことを気にしない性分だ。

万二郎は26歳で、父の十五俵二人扶持の禄を継いで
出仕して四か月。
剣術の師である千葉周作の葬儀で兄弟子の清河八郎と
真剣勝負をし、八郎に斬られた腕を治療したのが
蘭学医・手塚良仙の息子・良庵だった。

まだまだ蘭学は歴史が浅い。
蘭学医は漢方医から疎まれる時代だった。
ある日良庵は漢方医の差し金で千葉周作の道場・玄武館の
門弟三人に襲われて、それを助けたのが万二郎だったが、
ふたりは寺の娘・おせきをめぐって
恋のライバルでもあったのである。

良庵を助ける際、彼らを刺殺してしまった万二郎は
玄武館の門弟たちから反感を買うが、
千葉道場で不世出の剣豪と呼ばれる鬼鉄こと
旗本の小野鉄太郎に気に入られ、預けられることになる。

一方良庵は商人の街である大阪に行き、
緒方洪庵の敵塾に入門して、花街に入り浸たりつつも、
蘭学の世界へと進んでいく。

幕末という時代を背景に
著者の曽祖父をモデルにした長編歴史物語第1巻。

テーマ : アニメ・コミック
ジャンル : アニメ・コミック

紳士なオークを目指します(1)     著者/緑(グリーン) イラスト/キンタ

紳士なオークを目指します1

思考は性欲と食欲のみ、豚顔に肥大した身体と強烈な体臭。
それが豚人間と呼ばれる亜人・オークだ。

オークにメスは生まれないので、性欲を解消するために、
人間の女性を連れてきて拘禁し楽しむのである。

そんなオークの世界に生まれたルトだったが、
なぜか彼には性欲と食欲以外のの思考を巡らすことができたため、
連れてこられた女性たちの所有物から知識を蓄えていた。

あるときその所有物のなかにあった、
真の紳士が描かれた絵本を読み、
紳士になることを誓ったルトは、
監禁されている女性たちをそっと逃がすことを決めた。
絵本に天啓を得たのである。
性欲魔人ではなく、紳士なオークを目指すのだと。

その森には美貌の麗人・エルフも住んでいた。
オークは彼女たちを欲情の対象としているため、
オークを見ただけでエルフは矢を射かけてくるほど
彼らを嫌っている。

だからクロークを羽織ってオークであることを
気づかれないように森を歩いていたルトは、
尖った片耳が半分ちぎれ、仲間に痛めつけられて追放され
倒れているエルフの少女を見つけ、彼女を抱えて
湖畔にある巨木のうろで看護することにした。

看病から数日が経ち、ミュケと名乗る少女は回復して
動けるようになったころ、槍で武装した男のエルフ4人が現れた。
狼に耳をちぎられ、エルフの誇りを奪われたミュケを殺すために。

「逃げて」と泣きながら訴えるミュケに、ルトは
「泣いている女の子を置いて逃げるなんて紳士ではない」と、
勇敢にエルフたちに立ち向かう。

ルトに誇りを守られたミュケは、意識的に顔を近づけるようになり、
紳士を自負するルトだったが、
やはりオークの血と男としての本能が……

ライトノベルやネット小説でオークについて調べたところ、
どれも三流以下の役どころだったのが悲しくなったと語る著者が、
みずから最高のオークを描こうと初めて書いた官能小説で、
ノクターンノベルズ第1回次世代官能小説大賞〈金賞〉受賞作。

テーマ : 本の虫
ジャンル : 小説・文学

男麺(おとこメーン) 土山しげる

男麺おとこメーン

『一杯目 そば』
集英商事営業部勤務池田免太郎
・通称イケメン28歳は無類の立ち食いそば好き。
駅構内や街中にある立ち食いそば屋で、
1日1杯以上立ち食いそばを食す。

ある日社内の休憩室で
メシ仲間の総務課勤務入社2年めの水嶋奈々子を
見かけた麺太郎が、旨いそば屋を見つけたから
いっしょに行こうと誘ったところ、彼女が突然
「そば嫌っ!」
と、恐怖に慄いたように叫びだしたのである。

あんなにそば好きだった彼女がなぜ ⁈
訳を訊いてみると、
そば打ちおやじになってしまった総務部長が
毎週末、自宅でそば打ち披露会を開き、
総務課社員は全員強制参加させられて、
部長の不味い手打ちそばを食べなければならないという。
挙げ句の果てに、出席しなければ
給与査定にも響くとまで言い出す始末。

「とんだそばハラ」だと怒った免太郎が、
翌週末部長宅に乗り込んで啖呵を切り、
そばを介して奈々子たちを救う。

『二杯目 うどん』『三杯目 盛岡冷麺&沖縄そば』
『四杯目 名古屋麺』『5杯目ラーメン』
『六杯目 焼きそば』と続く、麺のオールスター勢揃い。

全国津々浦々の麺情報、
カップ焼きそばの美味しい作り方や、
「時そば」「そば清」「寝床」「うどんや」などの落語解説と、
麺太郎と奈々子の進展も気になる、
麺好きには堪らない痛快イケメン麺物語。

テーマ : アニメ・コミック
ジャンル : アニメ・コミック

水郷 安曇野 と 蕎麦 と 山葵

山葵


他界した父はふたり兄妹で、東京に妹がいる。
つまりわたしの叔母である。
叔母には、わたしより2歳下と4歳下の息子がいる。
つまりわたしの従弟である。

信州とは違い、東京の小学生は夏休みが長い。
だから小学生のころ、彼らは夏休みのほとんどを
わたしの実家で過ごしていた。
そのせいか、わたしたちは従弟以上、姉弟未満のような、
微妙に複雑な感情を抱く関係だ。

先日、その従弟が信州に出張したからと、
帰りに我が家を訪れた。
思い起こせば十数年ぶりの再会である。

すっかり “おぢさん” が板についた風貌の従弟。
弟だったはずの “おぢさん” と我が家で珈琲を飲みながら、
ランチに行こうということになった。
“おぢさん” のランチ希望は蕎麦。

でも私は蕎麦オンチ。
だからそういうときのために、地元の友人から教わっていた、
美味しいと評判のお店へ向かうことにした。

1〜2時間待ちが当たり前のお店だったが、
開店30分前に記名したわたしたちは難なく入店。
広い敷地を持つ庭には、蕎麦畑や何種類もの山あじさいを
満喫でき、テーブル席からもその景色を楽しむことができる。

お蕎麦の薬味といえば、おろし山葵が定番だろう。
でもそのお店には、代わりに山葵の茎と花のおひたしを
使うメニューがあり、わたしはいつも通り、
その「わさびの花芽ざる」を注文する。

古民家調の落ち着いた店内、古材で作られたテーブル席。
運ばれてきたお蕎麦の器の隅に、慎ましく添えられた山葵の花。
その心遣いが奥ゆかしい。

どこか違和感漂うふたりだったが、
東京生まれで東京育ちの “おぢさん” 弟とも、
一輪の山葵の花で、十数年の空白が埋まったように
感じるのは、水郷の信州で育つ山葵のおかげかなぁ……

テーマ : つぶやき
ジャンル : 日記

歴史がおもしろいシリーズ!図解ギリシア神話 松村一男 監修

図解ギリシア神話

古代ギリシアの人々が生み出した
雄大なロマン・ギリシア神話。
それは絵画・彫刻・演劇などの芸術を生み、
星座・花・人・会社・商品などの名前にも使われ、
ゲーム・小説にも登場するなど、
ギリシア神話は長いときを経て、
広く人々の生活に浸透している。

口承文学として誕生したギリシア神話は、
クレタ文明(ミノア文明)で種がまかれて、
ミュケナイ文明(ミケーネ文明)で成長し、
叙事詩人であるホメロスとヘシオドスによって
ギリシア物語の原型ができたのである。

さらにギリシア最古のディオニュソス劇場で
舞台劇が上演されてさらに広がり、
ギリシアがローマ帝国の属州になったことで
ローマ神話が誕生するに至った。

そしてルネサンス時代に多くの芸術作品を生み、
世界中で語り継がれて、
聖書と並び西欧文化の根幹を成すギリシア神話が、
図解とともに分かりやすく解説されている
『歴史がおもしろいシリーズ』第1巻。

【目次】
ギリシア神話のおもな神々と英雄
ティタン神族とオリュンポス神族の系譜
ギリシア神話の舞台
〈1〉ギリシア神話とは
〈2〉世界の始まりと神々
〈3〉オリュンポスの神々
〈4〉英雄たちと神の物語
〈5〉王家の悲劇
〈6〉トロイア戦争とその後
〈7〉愛と星の物語
付録
さくいん
主な参考文献

テーマ : 本の虫
ジャンル : 小説・文学

リコーダーとランドセル①       東屋めめ

リコーダーとランドセル1

宮川家はちびっこ揃い。
長女のあつみは高校2年生なのに、
小学2年生に間違われほどのおちびちゃんで
身長137cm。
だから人ごみで迷子になるからと、
弟のあつしの手をつないでも
逆に引っ張られてしまう。

長男のあつしは小学5年生なのに、
ちびっこ揃いの宮川家では異質の身長180cm。
だから大人に見られるあつしは、
同級生の女子児童といっしょに下校しても
誘拐犯に間違えられてしまう。

大きすぎるために体育の準備体操では
あつしと組むのを嫌がられたり、
蛍光灯交換に重宝がられたり、
長身美男なのにランドセルがアンバランスで、
体格は大学生でも、精神はやっぱり小学生。
なのに一所懸命勇気を振り絞って姉を守るあつし。

子どものフリして、平然とお子さまサービスを受けたり、
小学生にしか見えないがゆえに
「飛び級で入学した天才少女」という噂まで飛び交ったり、
でも寒い日には、コートとマフラーで
あつしをコーディネートする弟思いのあつみ。

そんな姉弟の日常がコミカルに描かれた4コマコメディ第1巻。

テーマ : アニメ・コミック
ジャンル : アニメ・コミック

マンガは描ける!絵が描けない人でも やまなしレイ

マンガは描ける!絵が描けない人でも

絵を描けない人、苦手な人のために、マンガを描く方法、
“ズルのし方” が紹介されている本書は、
マンガを描きたいという人はもちろん、
マンガが好きという人も
制作過程を知ることができる嬉しい一書。

実像や実物をカメラで撮ってトレースするという手法を、
江角埜(えかくの)むりちゃんがナビゲート役の
イラストとともに、具体的な方法を解説。

それを実践して描かれたリアルな絵を見たとたん、
「お〜!」
と、思わず感嘆の声がこぼれる。

さらにカメラの角度や肖像権・著作権の問題などの
注意点や、描き方テクニック(立体感や距離感)、
使うソフト名も載っているところがとても親切。

ジョークをまじえながらの説明に
笑みを浮かべながら読み進めば、
最終ページにたどり着くのももどかしく、
早く描きたいと気持ちが逸ることまちがいない。

「絵を描きたい、でも自信がない」
あるいは
「マンガがどんな風にできあがっていくのか知りたい」
という人のための、マンガの描き方教本。

テーマ : 本の虫
ジャンル : 小説・文学

お雛さま

お暇さま

日本には、嫁いだ娘の子どもの雛人形は
実家から贈られるという風習がある。
わたしの母は9人兄弟姉妹の7番めで、
母が結婚するずっと以前に母の両親、
つまりわたしにとっての祖父母は他界していた。
だから小さいころ、我が家にはお雛さまがなかったのだ。

あのころ、春が近づくと、お雛さまが飾られている同級生の家を訪ね、
7段飾りを前にして、鮮やかな和装をまとった
愛らしい顔立ちの人形たちをいつまでも眺めていた。
だからだろう、雛人形には特に憧憬が深い。

先日、友人と逢う約束をしたわたしは、
久しぶりに松本の夜の街にくりだした。
メニューが充実しているそのイタリアンレストランは、
ディッシュのみならず、アルコールもワインからはじまり、
日本酒の種類も各地の銘柄が揃っていて、
選ぶのに苦労するという嬉しい悲鳴をあげていたのだが……

お酒に強く情報通の友人がさらに興味深い提案を発する。
「近くにチーズソムリエのいるお店があるんだけど、
このあと行ってみない?」

わたしは間髪入れず、当然ふたつ返事で返し、
極寒の厳しさもどこ吹く風、わたしたちは目的のお店に向かった。

外観は歴史を感じる蔵造り。
重厚な格子戸を引くと、落ち着いた店内の脇に置かれた
オーブンガラスの冷蔵庫には、さまざまな種類のチーズたち。
思わず立ちすくんで魅入ってしまったふたりに、
ソムリエの方がそっと近づき、いろいろと説明してくださった。

奥深いチーズの話をうかがい、スパークリングワインと
ブルーチーズの盛り合わせを注文してから、
ふと視界に飛び込んできた、冷蔵庫の上に飾られた小さな雛人形。
お店の方に許可を得て、
慎ましいお雛さまをバシャバシャとiPhone におさめる。

席に着き、運ばれてきたスパークリングワインと
ブルーチーズを味わいながら、愛くるしい顔立ちのお雛さまを愛でる。
白酒の代わりにスパークリングワイン、
ちらし寿司の代わりにブルーチーズで祝うひな祭り。
和と洋の文化が融合した今年の桃の節句に、
♪うれしいひなまつり♫ を口ずさみつつ、もう一度カンパーイ!

しっかし、「どんだけ呑んだら満足するんじゃ〜!」
というお叱りが、お内裏さまの口からこぼれそうですねぇ……

テーマ : つぶやき
ジャンル : 日記

餅がたり  なかせよしみ

餅がたり

日本の食文化である米作り。
その昔、田植えや稲刈りのときには、
村中総出で共同作業を行い、
共同体への帰属意識を高めるために
全員で餅つきをし、ごちそうを作って
いっしょに祝ったものである。
これが祭りの起源だった。

やがて農業は機械化され、
各農家での作業が可能になったため、
大勢が集うことはなくなったが、
逆に都会では新たな共同体が同じ目的で
餅つきの風習が継承され、建築現場などで
仕事納めには全員で餅つきをして
1年間の労をねぎらっている。

ぺーちゃんの会社でも大掃除のあと、
10kgの餅をつき、社員に好きなだけ
餅を持たせてくれる。
だから今日はルームメイトのスーちゃんと、
磯辺・きなこ・あんころ・大根おろしと餅づくしの
ごちそうを楽しんだのだ。

実家が米屋のスーちゃんは帰省した際、
実家から板餅をお土産に持ってきてくれたが、
270×390mmのサイズが、いわゆる一升餅であり、
杵と臼で餅をつくときの分量だという。

「保ち」という言葉にかけた縁起物である餅。
『つきもち』『切りもち』『一升板餅の扱い方』『腹もち』
『野菜もち』で構成された本書は、パック餅の原型、
包装餅の初期形態から繰り返される改良、レトルト製法、
技術進化、ご飯やパンとの違い、餅レシピなど、
餅にまつわる四方山話がスーちゃんとペーちゃんによって
語られた、お餅に詳しくなれる餅漫画。

テーマ : アニメ・コミック
ジャンル : アニメ・コミック

カウンタ
Kindle 電子書籍の購入
電子書籍リーダー
honto 電子書籍の購入
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カレンダー
02 | 2016/03 | 04
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
最新トラックバック
検索フォーム
カテゴリ
リンク
おすすめ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

RSSリンクの表示
プロフィール

Hollyzard

Author:Hollyzard
本が恋人です。
料理は大嫌いですが、でも実は天才なんです(笑)。
外でおいしいお料理に出会うと、勝手にアレンジしてマイレシピにしてしまいます。