幸せなリストランテ

フェリチタァ

ここはイタリアではなく安曇野。
豊かな自然に囲まれた田舎町。

穂を垂らした稲や葉を青々としげらせた枝豆の畑など、
素朴な風景のなかにすんなり溶け込む
イタリアンリストランテ。

数年前に松本から移転し、わが町にやってきてくれた。
自然だけが取り柄の田舎に、
イタリアの空気を感じられる場所。

いつ訪ねてもほぼ満席の人気店だから、
店内は活気にあふれているのに、
落ち着いた内装が心を和ませてくれる。

そして豊富なメニューから選んだ前菜にパスタ。
もう至福の瞬間なのだ。
エビの出汁が染み込んだトマトソースに
生平麺を絡ませ、大きく口を開けて頬張る。

口のなかはパスタであふれているので、
声には出せずに叫ぶ。
「あ〜、幸せ!」

あっ、そういえば店名の意味は?
と、調べてみる。
するとなんと「幸せ」とのこと。
私の気持ちを代弁してくれたリストランテ
「ラ・フェリチタァ」にグラッツィエ!

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わらじに恋 ⁈

わらじ揚げ

海老のわらじ揚げである。

わらじ揚げといえば、鶏肉などのお肉を使うのが
一般的のようだが、ここお豆腐専門店の和食レストラン・
まるゐでは、海老を開いてわらじに見たてた
フライにしてくれる。

サクサクした衣を歯で貫き、
肉厚の海老の身に到達する瞬間を表現する言葉は
見当たらない。
ただただ至福を満喫するのみなのだ。

よく蟹を食べているとき、人は無口になるというが、
まさにそんな感じ。
会話も邪魔に思うほど、海老に恋するひととき。

長い人生、大きな幸せはそうそうやってきてはくれない。
でも、わらじ揚げの幸せは
望めばいつでも手に入れられる。

まるゐさん、いつも幸せをありがとうございます!

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お気遣いのお返しは……

センターベ

イタリア出発の2日前、
職場でいつも缶コーヒーを差し入れてくれる
警備の方から封筒を差し出された。
中身は渡伊へのはなむけだった。

困った!
そんなに親しいわけではない。
世間話をしたり、愚痴を言い合うぐらいの仲なのに。

でも内心は、秋の気配を感じてきた寂寥感を払拭するくらい、
胸のあたりにほんわかとした熱を感じていた。

中身がなんであれ、贈ってもらえるプレゼントは嬉しい。
自分以外の誰かが自分のことを気にかけてくれる。
そう思うだけで、孤独という恐怖が薄らぐ。

はなむけを渡されたとき、
お土産は絶対に買ってこないよう念を押されたが……

いえいえそんなわけにはいきません。
お酒好きの警備員さんも腰を抜かす、
アルコール70%のチェンテルベを !
日本人にはほとんど馴染みのないアブルッツォから
はるか海を渡り、優しいお心遣いへの
ささやかなお返しとして……

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ん〜、なにこれ……

寿司

イタリア在住の友人から、結婚披露パーティーに
招待された……のは、とても嬉しく楽しみであるが……

手作りパーティということで、日本人のわたしたちは
和食パーティメニューを担当することになった。

和食でパーティメニューって、非常に難しくない ⁈
ググッたり、料理本を引っ張り出したり、友人と
相談しながら、ない知恵とアイデアをなんとか
しぼり出して思いついたメニューは、
花巻き寿司・笹寿司・かぼちゃの肉味噌餡かけ・
高野豆腐と手まり麩の煮物・さつまいもの塩素揚げ、
茹でるだけ簡単枝豆に、デザートとしてみたらし団子。

できるだけ手間がかからず、
和のテイストを取り入れようと選んでみたが、
実は花巻き寿司は作ったことがない。
現地で失敗すれば、日本人の名が廃る。

というわけで、しばらく夕餉のテーブルには
失敗作の花巻き寿司が並ぶかも ⁉︎

Come sta ? は Cuma sti ?

クマシュティ

イタリア語を習い始めて約3か月。
週1、1コマ1時間強の授業であるが、生徒と先生
それぞれの都合で休講になることもしばしば。
だから実際に授業を受けたのはその半分ぐらいだろうか。

それでも自己紹介ぐらいはできるようになった。

Mi chiamo……
(私の名前は……です)

Come sta ?
(お元気ですか?)

近年、イタリア観光をする日本人は増えたという。
でも、私たちの目的地であるアドリア海を臨む
アブルッツオをめざす日本人観光客は皆無に近いらしい。

そんな日本人が誰も知らないようなアブルッツオを
大好きだという、私が教わっているイタリア語の先生に
教えていただいたのが、
Cuma sti(クマ シュティ)?

アブルッツオで使われる「Come sta ?」の方言とのこと。
最高の挨拶を思いついたとでも言わんばかりの
先生の嬉しそうな顔が、わたしたちの渡伊を
心から応援してくれていることを物語っているようで、
心温まる。

ローマに着いて、迎えに来てくれたアブルッツオ在住の
友人への第一声「クマ シュティ」を発したときの彼らは、
いったいどんな表情をしてくれるだろうか……

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ガツンと一発 トンガラシ !

トンガラシ

またやってしまった。
「激辛」とか「唐辛子」とか「やみつき」
とかいうフレーズにすぐ食いついてしまう。

しかも今回はずっと気になっていた商品。
少し値段が高かったので購入を躊躇していたが……

それがある日、大好きな割引シールが貼られていた。
通常価格の3割引きである。
そりゃあ、“買い” でしょ !

というわけで、ようやく手に入れた念願のひと袋。
なにはともあれ、本能のままとにかく試食してみる。

「美味しい」
そう、「辛い」ではなく「美味しい」だった。
味覚障害のわたしを「辛い」と言わしめる品は、
たぶん世間的に需要がないから、
商品としての存在価値はない。
だからわたしを満足させてくれる「辛い」は
きっと皆無。

でも、このピリッと脳を覚醒させてくれる辛味と、
深いコク、適度な塩分。
昼間なのにアルコールを欲する味だ。
あ〜、虜になりそう。

あれっ、ちょっと軌道がずれてしまった?
もしかしたらわたしが求めているのは
「辛い」ものではなく、アルコールのあて ⁉︎

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プロフィール

Hollyzard

Author:Hollyzard
本が恋人です。
料理は大嫌いですが、でも実は天才なんです(笑)。
外でおいしいお料理に出会うと、勝手にアレンジしてマイレシピにしてしまいます。