ちょっと自慢の……

パスポート


最近こんな田舎の安曇野にも、
9頭身かと思われるような北欧系美形の方を
ちょくちょくお見かけする。
それだけグローバルになった島国日本。
にもかかわらず、わたしにとって海外は遠い異国。

生まれて初めてパスポートを取得したのは……
そう、遠い昔。
とっくに期限切れで、
今はその存在すらどこで眠っているのやら……

もう海外に行くことなどないと思っていた。

それが先日パスポート申請するため
地方事務所に出向いたのだ。
もしかしたら家族のひとりが今秋から
イタリアに移住するかもしれない可能性が
濃厚となったためである。

日本とは違う治安が心配な外国では
なにがあるか分からない。
いざというとき、すぐに海を渡る準備を
しとかなければというのが、パスポート取得の
真意というのが、ちょっと淋しいけれど。

それでも少し得意気なワールドIDに
心もグローバル!
で、でも、表紙を開いたページに写った写真……
だ、だれ?、このおばはん !?

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北アルプスの伏流水と米どころ

逆さ常念


5月。
白銀に彩られた山々の雪がとけ、
さまざまな姿をかたどった雪形が現れる季節。
その昔、農家の人はその雪形に教示され、
農作業を開始したという。

北アルプスの雪どけ水は豊富な伏流水となって
安曇野の田畑を潤し、豊かに水が張られた水田で、
田植えがはじまる。
たっぷりのミネラルが含まれる湧水で
信州のお米は育つ。

地元放送局の情報番組によると、
お米の生産高日本一は新潟県。
長野県は20位だが、品質(一等米)は
信州米が長年トップに君臨しているという。
それはもちろん勤勉な信州人気質を持つ
農家の方々の努力の賜物であるが、
北アルプスの伏流水による貢献も大きい。

青々とした苗が植えられた水田。
その水面で慎ましく揺れる逆さ常念。
これから山が新緑に染まる。
季節は巡り夏が過ぎて
紅葉がはじまるころには収穫の季節。

そして品質日本一の新米とご対面!
あ〜、そうなのだ、
花より団子……もとい……お花見もいいけど、
米どころ信州が誇る美味しいご飯と日本酒もね!
ん?結局行き着くところは食い気とお酒 ?!

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海老に幸せメルヘン物語

海老ラーメン


地元のデパートで、年に一回開催されるイベント。
麺戦記と名づけられたラーメンフェア。
全国の名高い銘店が信州に集結して、
その味を提供してくれる。

たまたま前日放映された地元放送局の
情報番組で観た、
えも言われぬ美味らしき画像に魅了され、即直行。

味噌が大好き。
おにぎりもスープものも、
ソテーや焼き物の味付けもお味噌がいちばん。
だから当然ラーメンもベースは味噌一辺倒。
ときたら、サッポロですよね!
というわけで、厳選の結果選んだのは
札幌海老秀の元祖辛味噌ラーメン。

海老からとった濃厚な出汁に味噌が
最高のコラボを醸し、しかも麺使用の小麦は
「春よ恋」だなんて、あまりにメルヘンティック!
大好きな海老の風味を満喫しつつすする麺。
もう気分は幸せ1,000%。
「春よ恋」……わたしの恋が「早く恋」と謳いつつ、
日本酒の代わりに海老ラーメンでカンパイ ‼︎

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おにぎり

おにぎり


幼いころ、お母さんっ子だった。
母がすべてだと思えるほどに。

よく思い出すのは、幼稚園や小学校の遠足に持参したお弁当。
おにぎりには常に山ごぼうの味噌漬けが入っていた。
それがわたしにとって母の味。

山ごぼうは直径0.5cmほどの細長い根菜。
それがほどよく漬かり、薄く小口にスライスされて、
おにぎりの具になる。
銀紙を開くと、少し湿った海苔がほのかに磯の香りを醸し、
天辺からかじって山ごぼうに到達すると土の香りと融合する。
そして歯ごたえのある満足感が、
リアルに悦びをもたらしてくれるのだ。

先日、友人へのお土産にと、
その山ごぼうが売られているお店を訪ねた。
あの頃と変わらない素朴な形姿に遠い昔がよみがえる。

気候は春爛漫。
ピクニック日よりである。
週末には久しぶりに山ごぼうのおにぎりを
リュックに忍ばせて、お花見兼ハイキングかなぁ!

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Diary

日記


あれは……そう、20歳の誕生日。
毎日日記をつけているという友人の姿に感化され
思い立った。
わたしも日々の気持ちを綴ろう、と。

感情豊かだったあの頃、
1日の想いを1ページにおさめられるか?
そんな気持ちから、日付のない自由日記帳を買った。
ときにはその日の感情の流れが3~4ページに及ぶこともあったが、
いつしかそれが3年日記帳にかわり、
今では5年日記帳となって、
Diary というより生活記録として、1日が数行で終わる。
それでも5年日記のおもしろいところは、
昨年あるいは数年前の同じ日、
なにがあったか懐古できるところだろう。

たまたま最近読んだ本のなかで、日記が大活躍している
物語があった。
女性版画家が引っ越してきた家で、
急逝した元住人が創ったと思われる人形が
毎夜「お話の続きは?」と問いかけてくる。
その人形の願いを叶えようと、
元住人が遺した日記を辿るというファンタジーミステリー。

その小説に没頭しながら頭の片隅で、
もしわたしにもしもしのことがあれば、
5年日記もいつか役に立つことが
あるかもという想いがよぎる。

しかし、である。
待てよ!
だとしたら恥ずかしいことは書けないではないか!

ん?
恥ずかしいことを綴れるような色気ある毎日か ?!

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気温600度と桜?

さくら


今日は春分。
太陽が真東から出て真西に沈み、
昼夜の長さがほぼ同じ日。
自然に感謝し、春を祝福する日でもあるらしい。

暦の上で春という文字を見つけると、
外気温は冷酷でも心が温まる。

そういえば、と思い起こしたのは
テレビ画面から聞こえてきたお天気おにいさんの言葉。
「2月1日から毎日その日の最高気温を足して、
累計が600度に達する前後の日に桜が開花する」
という法則。

ちょうど立春のころ聞いた情報に、
脳は桜で満開になった。
その600度もそろそろかなぁと思うと、
メロディとともに自然に洩れ出るフレーズは
♪ さくらいろ〜、舞う〜こ〜ろ〜♬

そうだ!今日は春分、春に祝福する日なのだ。
カラオケに行って、春を乾杯しなくっちゃ!

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Hollyzard

Author:Hollyzard
本が恋人です。
料理は大嫌いですが、でも実は天才なんです(笑)。
外でおいしいお料理に出会うと、勝手にアレンジしてマイレシピにしてしまいます。